高速バスと特チャリが連携。glafitとWILLERが描く「旅のラストワンマイル」戦略
glafitとWILLER ACROSSが戦略的パートナーシップを締結。高速バスやフェリーなどの広域交通と、特定小型原付による観光DXサービス「WANDERIDE」を組み合わせ、地方の二次交通課題の解決と新たな観光体験の創出を目指します。
高速バスで訪れた観光地で、そのままシームレスに電動モビリティに乗り換え、地図アプリ片手に地域を巡る。そんな新しい旅の形が全国に広がるかもしれません。モビリティベンチャーのglafitと、高速バスネットワークなどを運営するWILLER ACROSSが戦略的パートナーシップ契約を締結しました。
この提携の背景には、地方が抱える二次交通の課題があります。路線バスの減便やタクシードライバー不足により、駅やバスターミナルから観光地への「最後の足」が不足し、観光客の周遊や消費の機会を狭めているという現状です。両社はこの課題に対し、WILLER ACROSSの広域交通・観光ネットワークと、glafitの特定小型原動機付自転車および観光DXサービス「WANDERIDE」を掛け合わせることで応えます。
注目すべきは、単なる移動手段の補完に留まらない点です。glafitが提供する「WANDERIDE」は、車両シェアリングだけでなく、専用アプリを通じて地域の魅力を伝えるマップ機能も備えたサービス。つまり、この提携は移動そのものを観光体験の一部としてデザインし直す試みと言えます。WILLERの高速バスやフェリーで地域へ向かい、到着後はglafitのモビリティで自由に散策するという、一貫した体験価値の創出を目指しています。
今後は「高速バス+α」や「宿泊+α」といった、移動と観光を組み合わせた新サービスの共同開発も進められます。WILLERの持つ全国のネットワークを通じてこの新たな観光モデルを展開し、将来的には移動や観光データを活用したDXソリューションの開発も見据えています。ハードウェアの提供だけでなく、体験をプロデュースするglafitの思想が、WILLERという強力なパートナーを得て、日本の観光の形をアップデートしていくことになりそうです。
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