シェアモビリティが「走る広告塔」に。BRJ、立川のBBQ場ラッピング車両で地域活性化
BRJのシェアモビリティ「TOCKLE」が、東京都立川市でビーチBBQ場「タチヒビーチ」のラッピング車両を導入。移動手段の提供に留まらず、地元事業者を応援し地域経済の活性化を目指す新施策。地方の交通課題と安全性を重視する同社の戦略を解説します。
シェアモビリティが単なる移動手段を超え、地域ビジネスを応援する「走る広告塔」としての役割を担い始めました。地方の交通課題解決と安全性を重視するBRJ株式会社は、同社のシェアモビリティサービス「TOCKLE」において、地元事業者と連携する「地元ラッピング協賛」を開始。その第一弾として、東京都立川市のビーチBBQ場「タチヒビーチ」のデザインを施した三輪電動シートボードが、2026年6月15日から市内を走行しています。
この取り組みの核心は、「モビリティを起点とした地域経済の活性化」という思想にあります。利用者の移動が新たな消費を生むだけでなく、モビリティ自体が街の風景の一部となり、地元企業の認知度向上や住民の街への愛着(シビックプライド)を育むことを目指しています。単に広告を掲載するのではなく、地域を構成する一員として事業者を「応援」するという姿勢が、この施策のユニークな点です。
BRJはこれまで、事業戦略として地方の「交通空白」の解消を掲げてきました。交通量が比較的少なく道幅に余裕のある地方を中心に展開することで、安全性を確保しやすくするという考え方です。実際に、GPSで走行エリアを制限するジオフェンシング機能や、事故リスクの高い夜間運用を全面的に禁止するなど、安全性を最優先する姿勢は同社の大きな特徴です。
今回の施策が展開される立川市は、2021年からサービスが導入されている実績のあるエリア。都市部での展開において、より深く地域に根ざすための一歩として、今回のラッピング協賛が始まったと見ることができます。移動のインフラが、街の魅力を発信するメディアにもなる。TOCKLEの挑戦は、シェアモビリティの新たな可能性を示しています。
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