BRJ、「半所有」モデルでシェアの弱点を克服。月額980円からの新サービス「MyTOCKLE」
BRJがシェアモビリティ「TOCKLE」に、自宅へ持ち帰れる月額レンタル「MyTOCKLE」を追加。ポートの場所に縛られない「半所有」という新発想で、利用者の声に応えます。地方の交通課題解決と安全性を両立させる同社の戦略を解説します。
地方の交通課題解決を掲げるBRJ株式会社が、同社のシェアモビリティ「TOCKLE」において、個人が車両を「半所有」できる新しい月額レンタルサービス「MyTOCKLE」を開始しました。これは、「乗りたい時に近くにない」「翌朝も家から使いたい」といったユーザーの声に応える形で生まれた、シェアリングと個人所有の利点を融合させたサービスです。
利用者は月額料金で専用の車両を使い、自宅への持ち帰りや保管が可能です。ポートへの返却義務がなく、まるで自分のモビリティのように日常の足として利用できる一方、メンテナンスや初期費用といった所有に伴う負担は不要。シェアリングの手軽さはそのままに、利便性を大きく向上させています。
この「半所有」というコンセプトは、安全を最優先し、地方での展開を主軸に据える同社の事業思想とも深く結びついています。BRJは「夜間運用を全面禁止」するなど、業界の収益モデルより安全確保を重視する姿勢を明確にしてきました。「MyTOCKLE」は、利用者が自身の管理下で車両を保管するため、深夜の不適切な利用リスクを構造的に低減する狙いもあると考えられます。
サービス開始を記念し、最初の12ヶ月間は月額980円(税込)で利用できるキャンペーンを実施します。13ヶ月目以降は定価の月額6,800円で、契約初月には事務手数料3,300円が必要です。このトライアル価格は、新しい利用形態の価値をより多くの人に体験してもらうための戦略的な設定と言えるでしょう。
サービスは2026年8月19日から、東京都立川市(30台)、千葉県流山市(50台)、福岡県福岡市(3台)の数量限定で提供が始まります。対象モビリティには電動キックボードや三輪電動シートボード、電動アシスト自転車が含まれ、ヘルメットと充電器も付属します。
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