ICOMA、開発手法を「おもちゃ化」する新メソッド発表。特チャリからフィジカルAIまで
折りたたみ電動バイク「タタメルバイク」で知られるICOMAが、ハードウェア開発を支援するBtoB向けデザインメソッド「ICOMA TOYBOX PKG」を発表。おもちゃ由来のプロセスで、フィジカルAI時代の複雑な製品開発に挑みます。
折りたたみ電動バイク「ICOMAタタメルバイク」を手がけるICOMAが、自社の開発思想を体系化したBtoB向けデザインメソッド「ICOMA TOYBOX PKG」の提供を開始しました。これは単なる製品発表ではなく、同社が「おもちゃのこころでミライをつくる」という理念に基づき、ハードウェア開発そのもののプロセスを外部企業へも展開する新たな一手です。
このメソッドの核となるのは、プロトタイプを単なる模型ではなく、誰もが触れて遊べる「おもちゃ」として具体化する点にあります。企画段階のアイデアを早期に「おもちゃ化」し、実際に「遊びこむ」ことで、机上では見えにくい課題を洗い出し、製品の魅力を直感的に高めていくプロセスを重視しています。同社は、この手法が生成AIを物理世界に実装する「フィジカルAI」のような、複雑なハードウェア開発において特に有効だと位置付けています。
この「TOYBOXプロセス」の具体例は、2026年4月下旬に東京ビッグサイトで開催される「SusHi Tech Tokyo 2026」の同社ブースで体験できます。会場では、開発中のロボティクスモビリティ「tatamo!」の試乗や、特定小型原付に分類される木製カート「KAYACAR」の展示が行われます。さらに、小型スポーツカーのラジコン操作や、「タタメルバイク」のカプセルトイを使ったワークショップも用意されています。
これらの展示は、完成品だけでなく、その手前のプロトタイプや、製品から派生した「おもちゃ」に触れる機会を提供することで、ICOMAの開発手法そのものを来場者に伝えています。モビリティからロボットまで、多様な製品群を並べることで、このメソッドが特定のカテゴリに限定されない汎用性を持つことを示唆しているようです。ICOMAは、自社製品で培った「遊び」の視点を、日本のものづくり全体を支援するソリューションへと昇華させようとしています。
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