サッカークラブが実証の舞台に。EcoSlideがDMMの支援で欧州展開へ
EcoSlideが座り型の新型特定小型原付「EcoSlide Pro」を発表。DMM.comの支援クラスター「MoRo」を通じ、ベルギーのサッカークラブSTVVを実証実験の場として活用。欧州市場への展開を視野に入れつつ、国内ではクラウドファンディングを開始しました。
日本のモビリティスタートアップが、欧州のサッカースタジアムを足がかりにグローバル展開を目指すというユニークな取り組みが始まりました。EcoSlideが発表した座り型特定小型原付は、単なる新製品の発表に留まらず、DMM.comが運営する次世代モビリティ・ロボティクスクラスター「MoRo」の支援を最大限に活用した、海外市場への挑戦を象徴するプロジェクトです。
この取り組みの最大の特徴は、DMMグループが経営権を持つベルギーのプロサッカークラブ「シント=トロイデンVV(STVV)」が、実証実験のプラットフォームとして機能する点にあります。EcoSlideはSTVVのホームスタジアムや練習場での将来的な活用を視野に入れた「STVV特別仕様モデル」を製作。環境規制が厳しい欧州市場への参入を目指す上で、安全が確保された私有地というクローズドな環境は、スピーディーな開発と検証に大きな利点をもたらします。
EcoSlideは「国内で一台ずつ丁寧に生産し、万全の品質とサポート体制で皆様の安心なモビリティライフを支える」ことを事業の原点に掲げています。この日本での丁寧なものづくりを背景に、グローバルな実証機会を得るという流れは、スタートアップが海外の規制や信頼性の壁を乗り越えるための新しいモデルケースとなりそうです。
このグローバルな動きと並行し、日本国内の一般ユーザー向けにはクラウドファンディングが開始されました。プロジェクトはCAMPFIREで2026年9月30日まで実施され、リターン品として座り型の特定小型原付「EcoSlide Pro」などが用意されています。海外での実証と国内での販売準備を同時に進めることで、グローバルとローカルの両睨みで事業展開を加速させる狙いがうかがえます。日本の技術が、異業種のアセットを活用して世界へ羽ばたく挑戦が始まりました。
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