元トラックドライバーの知見を特定小型原付へ。BRJがジオフェンスと夜間禁止で挑む安全対策
電動キックボード型の特定小型原付「tockle」を展開するBRJが、春の全国交通安全運動に合わせて事業説明会を開催。元トラックドライバーの代表が主導する、ジオフェンシングと夜間運用禁止を組み合わせた独自の安全対策と地域連携の意図を読み解きます。
特定小型原付の普及が進む中で、事業運営者の安全管理体制が問われています。電動キックボード型の特定小型原付「tockle」を展開するBRJ株式会社は、テクノロジーと運用ルールの両輪で徹底した事故防止策を打ち出しています。その根底にあるのは、約10年にわたり物流トラックドライバーを務めた代表・宮内秀明氏の現場経験です。
同社は春の全国交通安全運動に合わせ、2026年4月9日14時よりメディア向けのオンライン事業説明会を開催します。「次世代モビリティの安全推進」をテーマに、地域連携を軸とした同社の取り組みが共有されます。
システム制御と物理的制限の組み合わせ BRJの事業方針で目を引くのは、システムによる制御と物理的な制限の組み合わせです。車両の位置情報を活用したジオフェンシング機能により、利用者が危険エリアへ侵入することをシステム側で防ぎます。さらに、夜間の運用を全面禁止するという、シェアリング事業者としては稼働率低下に直結しかねない踏み込んだ運用ルールを採用しています。
こうした徹底した姿勢は、交通事業者が長年培ってきた安全への真摯な向き合い方を現場で体感してきた経営トップの経歴と無関係ではありません。目先の利益よりも事故防止を優先する方針が、同社の事業の根幹に据えられています。
地域社会への啓発アプローチ 同社は自治体や警察、学校と連携した交通安全教室や試乗会を継続的に実施してきました。これは単なる利用者の獲得にとどまらず、乗り物の特性を地域社会全体へ周知する狙いが見て取れます。乗る人だけでなく「乗らない人」も含めた社会全体の交通安全意識を高めるアプローチは、特定小型原付が地域インフラとして定着するための布石として機能しています。
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