富山県滑川市で電動キックボード「TOCKLE」実証実験、季節的な観光需要とエリア管理を両立
BRJ株式会社は富山県滑川市で電動キックボード型「TOCKLE」の実証実験を開始。ホタルイカ観光等による季節的な移動需要の急増に対し、自治体主導のエリア管理と事前教育を組み合わせた二次交通の構築を探る。
富山県滑川市で電動キックボード型「TOCKLE」の実証実験が開始された。ホタルイカ観光などで生じる季節的な移動需要の急増に対し、自治体主導のエリア管理と事前教育を組み合わせた二次交通の構築を探る動きだ。
BRJ株式会社は2026年4月5日から5月19日まで、滑川駅周辺で実証実験を実施する。開始前日の4日には中滑川複合施設メリカで出張授業と試乗会を開いた。車両4台を投入し、10分100円(税込)の料金体系で提供する。
同社は地方の「交通空白」解消を掲げ、都市部ではなく交通量や道幅に余裕のある地方での展開を主軸に置いている。元トラックドライバーの代表による安全最優先の方針のもと、GPSによるジオフェンシング機能を搭載。自治体が地域の実情に合わせて侵入禁止エリアを設定し、車両を自動停止させる仕組みを持つ。
滑川市は工業都市である一方、特定の時期に観光客が集中する特性がある。常設の公共交通機関だけでは対応が難しい一時的な移動需要の膨張に対し、機動的な再配置が可能なシェアモビリティは親和性が高い。事前の乗り方教室による住民の理解促進と、システムによる強制的なエリア制限を併用する今回の実証は、地方都市が直面する二次交通課題に対する具体的なアプローチを示す。
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