BRJのTOCKLE、福岡でヘルメット無料貸出。ドライバー経験者CEOが貫く「安全第一」の事業哲学
マイクロモビリティ「TOCKLE」が福岡でヘルメット無料貸出を開始。この施策は、トラックドライバー出身のCEOが掲げる「安全第一」の理念を反映したものです。自治体や警察と連携し、地域交通の安全意識向上を目指すBRJの取り組みを解説します。
マイクロモビリティのシェアサービス「TOCKLE」が福岡市でヘルメットの無料貸出を開始しました。この取り組みは単なる安全キャンペーンに留まらず、運営するBRJ株式会社の事業全体を貫く「安全第一」の哲学を象徴しています。
今回の施策は、福岡県警察が実施する「自転車の安全利用促進キャンペーン」に合わせたもので、2026年5月26日から6月9日までの2週間、市内の全ポートで専用ヘルメットボックスを設置し、無料で利用できるようにします。同社はJR博多駅前広場でのイベントにも参加し、試乗会を通じて交通ルールの遵守やヘルメット着用の重要性を呼びかけました。
BRJ社が安全を事業の核に据える背景には、宮内秀明代表取締役社長の経歴が深く関わっています。宮内氏はキャリアの出発点として約10年間トラックドライバーを経験。その中で、交通事業者がいかに真摯に安全と向き合い続けているかを肌で感じてきました。この原体験が、TOCKLEの事業展開における最重要項目として「安全」を掲げる現在の経営姿勢につながっています。
同社は事業の柱の一つに「安全推進事業」を位置づけ、これまでも地域の交通安全教室や自治体と連携した講習会を積極的に実施してきました。2021年の東京都立川市を皮切りに、福岡市を含む複数の自治体で導入・検証を進めてきた実績も、こうした地道な安全啓発活動が信頼関係の構築に寄与していると考えられます。今回の警察との連携によるヘルメット貸出は、これまでの活動を一歩進め、より具体的な形で地域社会の交通安全に貢献する意思の表れです。
「人と街に感謝される未来の公共交通を創る」というビジョンの下、地方の交通課題解決を目指すBRJ。その根底には、現場を知る経営者ならではの、揺るぎない安全へのこだわりが存在します。
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