Sun Emperor、4輪モデル投入で関東の販売網拡大。福祉市場も視野に特定小型原付を普及
電動モビリティブランドSun Emperorを展開する有限会社龍昇が、関東1都6県で正規販売店の新規募集を開始。4輪の特定小型原付「LBIRD」の投入を機に、二輪販売店だけでなく福祉用具取扱業者なども対象とし、シニア層や積載ニーズを取り込む新たな移動インフラの構築を狙う。
名古屋発の電動モビリティブランド「Sun Emperor」を展開する有限会社龍昇が、特定小型原付の新たな市場開拓に動く。従来の2輪モデルでは取りこぼしていたシニア層や積載ニーズを狙い、4輪モデルの投入に合わせて関東1都6県での正規販売店募集を開始した。都市部のラストワンマイル課題と郊外の移動困難が混在する巨大市場に対し、実用性を重視した多輪ラインナップで生活インフラとしての定着を図る構えだ。同社は現在、全国約400店舗の販売協力店ネットワークを持つ。今回の募集では、二輪・四輪販売店に加え、福祉用具・介護用品取扱業者や地域密着型の家電量販店なども対象に含めている。これは、新製品である4輪の特定小型原付「LBIRD」の発売に伴う販路拡大策である。Sun Emperorのラインナップは、特定小型原付の多様性を示している。新製品のLBIRD(297,000円)は、後輪Wモーターと4輪構造による圧倒的な接地安定性を持ち、最大航続距離50kmを実現。ペットの同乗や買い物かごの積載が可能で、これまでのモビリティでは不安を感じていた層への訴求力が高い。さらに、3輪モデルの「SUNRIN」、自転車の手軽さとバイクの性能を併せ持つ座り型2輪の「Easy」と、ユーザーの用途に応じた選択肢を用意している。特に着目すべきは、福祉用具取扱業者を販売店候補に挙げている点にある。4輪・3輪モデルによるふらつき軽減という機能的価値は、移動に不安を抱えるシニア層との親和性が高い。関東エリアという人口密集地において、特定小型原付を日常の足として普及させる同社の戦略は、モビリティ市場におけるターゲット層を大きく広げる方向性を示している。公道走行時のナンバー取得や自賠責保険加入といった法的な義務についても、地域に根差した販売網を通じて正しく啓発していくことが求められる。
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