広島大学周辺で特チャリ実証第2弾。BRJが2輪・3輪併用で地域交通の定着を図る
BRJのシェアリングサービス「TOCKLE」が広島大学スマートシティ共創コンソーシアムの実証実験Phase2に採用。2輪型と座り乗り3輪型を併用し、学生や地域住民の移動利便性向上を目指す背景を解説します。
BRJ株式会社のシェアリングサービス「TOCKLE」が、広島大学スマートシティ共創コンソーシアムの実証実験Phase2に採用されました。大学キャンパスを核としながら周辺の商業施設や市街地を巻き込み、立乗りの2輪型と座り乗りの3輪型を併用することで、学生だけでなく地域住民も含めた多角的な移動利便性を検証する布陣を敷いています。
本実証の概要は以下の通りです。
- 期間: 2026年4月1日〜6月30日
- エリア: 広島大学東広島キャンパス周辺、JR西条駅エリアなど13ヶ所
- 投入車両: 2輪型タイプ、座って乗れる3輪型タイプの合計39台
- 料金: 1分10円(4時間1,000円のライド券あり)
地域一体型のモビリティ検証と車両選定の意図
広島大学と東広島市が連携する「Town & Gown構想」に基づくこの取り組みは、ポートの設置場所をキャンパス内に限定していません。市役所や大型商業施設、地域企業の敷地内まで網羅しており、住民や観光客の生活動線に組み込まれた公共交通としての機能性を測る意図が読み取れます。長時間の移動を想定した4時間定額プランの設定も、広域での回遊を促す施策として働きます。
立乗り式の2輪型に加えて座って乗れる3輪型タイプを同時に投入した車両構成には、利用者の身体的特性への配慮がうかがえます。特定小型原付のシェアリングにおいて、低重心で走行安定性に優れる3輪モデルの併用は、二輪車に不慣れな層の利用障壁を下げる効果を持ちます。
BRJは、物流ドライバー出身の代表の経験から安全を最優先事項に掲げ、地方の交通空白解消に取り組む姿勢を打ち出しています。複数の車両タイプを用意して異なるユーザー属性に対応するアプローチは、安全性と地域定着を両立させるための戦略的な選択として位置付けられます。
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